近野駅改掲示板

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「怪しい隣人」

半月ほど前に、誰かが二軒隣の家に引っ越してきた。

近頃のことなので、特に挨拶もない。隣保長には知らせてあるのかもしれないが、回覧板などは回ってこない。いまだに、どんな人なのか顔も見たことがない。

その家とウチの間にある一軒は、半分一人暮らしの女性だ。半分、というのは、ごく近所に父親が独居していて、そちらと行ったり来たりしている。私と同年配なのだが、この間私が帰宅したら、犬の散歩をしていた彼女に声をかけられた。

「隣の家の電灯がおかしい」

という。何のことだろう?聞くと、隣家の二階の一室に赤い電灯が一日中ついたままだという。

はて、それのどこがおかしいのか。どんな色の電灯をいつ点灯しようと、その住人の都合だと思うが。その窓は、ウチから少し歩けば見えるが、たしかに夕暮れ時の今も赤い電灯がついていて、一階は普通の明かりがついている。

うーむ、たしかに、私もあの色の電灯は滅多と見ない。しかしそれをどうかと言われても、どうにか考えようもない。その家をたずねて、「電気代がもったいないから消してくれ」というのも無茶だし、「普通の電灯にしてくれ」とお願いするのも、こちらが変だ。隣保長に相談しても困惑するだけだろう。

まあ、考えすぎじゃないですか、とお茶を濁した返事をしておいたが、彼女が納得してくれたかどうか。せめて両隣の家に挨拶しておけば、もう少し安心できるのだろうが。

本当には、どんな人物なのかはまだわからないが。