近野駅改掲示板

「淡路島農民車考」http://tkn203s.starfree.jp/専用ブログです。

中二階は29度。

36度と比べるとなんて快適なんだ。まるで木陰だぞ。

 

私は通勤に原付ばかり使っているので、自家用車のキューブ3は雨の日以外は駐車したままだ。駐車場は家の一部で、前と右側はほぼイケイケ(奔放な女性ではなく、外部と筒抜けという意味の淡路弁)なので、鳥も虫も猫も入り放題である。ここ一・二年、鳥の糞がキューブに目立つようになってきた。キューブの頭上には二連ばしごが水平に吊ってあるし、簡単な物置も設置してあるので、小鳥は雨風をしのぐに最適な場所なのだろう。家が建った初年度はツバメが巣をかけたりしていたが、ツバメはなぜかこなくなって久しい。昼間に人がいないのが、かえっていけないのかもしれない。

それより、糞だ。

どうかするとひと月くらい動かさないキューブは、雨こそあたらないものの埃だらけで、その上に糞が落ち放題となると、とても見ていられない惨状になる。この間も、息子の友達が淡路島に遊びに来るというのでタクシー代わりに使ったのだが、洗車しないではいられなかった。洗う時間があったからいいものの、唐突に使うとなるかもしれない。なにか鳥よけを作らないといけないと思っていたが、いつかまたツバメがくるかもと二の足を踏んでいた。だがしかし、もう限界だ。こんな自家用車は見たくない。

そういうわけで、駐車場の入り口の上から十五センチ間隔で三本、水平に糸を張ってみた。鳥はこういう細い糸を嫌がる。たとえば、ハトがよく留まる場所に五センチの高さでテグスを張ると、体に接触するのを嫌がって、そこだけはハトがよけるという。つまりハトの糞害は、ハトの留まるところにテグスを張ればいいわけだ。ウチの場合はたぶん小鳥だろうが、小鳥が留まれる場所は多くあり、二連ばしごなんかもあって設置には無理があるので、入り口に見えにくい糸の障害物を張れば、飛んできたときぶつかりそうになって引き返すのでは、と予測したのだ。ついでに、駐車場の中央部天井にある照明に吊ってあったCDも、鳥よけとして役に立っていないので、入り口に移設した。CDはその反射光を鳥が嫌がるのだが、ほぼ屋内の位置では光もあたらないし、反射光はチラチラ角度を変えていないと意味がない。鳥は反射光をなにかの生き物だと勘違いしているのかもしれない。CDは使い古しの靴紐で吊っていたが、太すぎて動かないので水平の糸と同じ細いものに替えた。CDは、ほぼ無風でも揺れたり回転したりするようになった。

水平の三連糸とCDのどちらが効いたのかわからないが、糞は劇的に減った。一週間経過した今日、ようやくたった一つだけ、ボンネットに糞が落ちていた。これから先、糸とCDが恐れる心配のないモノだとばれない限り、効果は続くものと思う。

どうかそれを祈るばかりだ。