近野駅改掲示板

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伐採完了。

懸案だったクヌギの伐採をやりおえた。

家のほうに倒れてしまうと一大事になってしまうので、慎重に慎重を重ねての挑戦だったが、なんとかうまくいってくれた。

まずは、屋根を覆いつつある枝をできるだけ切り落とすことから始めた。新しく入手した脚立は、折りたたんだ高さが2メートル以上あるので、まっすくに展開すると、いままで届かなかった高さまで届き、枝分かれしたところに足が掛けられるようになった。

命綱を自分と幹にかけて、枝打ち鋸で切っていく。電動チェーンソーがあればよかったが、ウチにはエンジン式しかない。高所で不安定な場所では自分を切りかねないので、時間がかかるけど手作業で終始。まずは切り落とした枝を薪に玉切りして、農民車に載せて薪棚に重ねる。これまでは、遠くの親戚から運んでいたので、一回当たり二時間は短縮できる。休憩や昼食も自宅でできるのはすごく気が楽だ。

二週間後の今日、いよいよ本体の伐採だ。まず、倒す方向のすぐそばにある樫の木を伐採。念のため、なるべく高い位置にロープをかけて、倒したい方向に誘導する。これは直径が三十センチ未満なので楽だ。クヌギのほうは、直径が五十センチ近い。同じように高いところにロープをかけるが、全体の重心は家のほうにある。倒すほうの枝を切らないでいたほうがよかったかな?とも思ったが、後の祭りだ。万力締めにしたロープを張りつつ少しずつ切っていくが、近所の農家がエンジンの草刈り機を使っていて、傾き始めの「メキ」という音が聞き取れず不安。しょうがないので、鉄の楔も使用。家側の切り口に打ち込み、間違っても家に倒れ込まないようにする。ロープを縮めていくと、無事に家と反対方向に傾き始めた。もう安心だ。なかなか倒れ始めないが、倒れた拍子に大木が思わぬ方向に跳ねるので、近づいては危険。だんだん角度がついていくのを見守るとついに倒れてくれたが、四十五度くらいで向かいのセンダンの木にひっかかってしまった。こうなると、ちょっと玉切り処理が面倒になる。

まあしかし、丸一日かけて玉切りだけは終えることができた。でかい玉切りを一個だけ下の溜池に落としてしまったのが惜しいが、まあしょうがない。どっかに浮かんでいるはずだが、岸の草陰に隠れているのか見つけられない。もしかして沈んでいるのかなあ。

できるだけ農民車の屋根の下になるように重ねておいたが、今度の休みには割ってしまわないと。まだまだ忙しい日は続く。

もうちょっと涼しい時期にやりたかった…。