近野駅改掲示板

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休みは片付けだ。

人々は三年ぶりの開放的な休みを満喫しているようだが、ウチではそんな気配は微塵もない。嫁は看護師で休めないし、息子たちも日々の勉強で疲れ切ってどこへ行く元気もなく、部屋でゲームをするくらいのものだ。末っ子たれ太は、友達に誘われてエレキギターをやり始めた。無趣味の三兄弟だったが、珍しいことだ。

私はといえば、長年の懸案(これがいっぱいある)だった、家の裏の古材を一気に片づけた。これらは家を建てたときの余りだったり、貰ってきたり、拾ってきたりしたものが積もり積もったもので、道路からは見えないところに立てかけたりしてあったものだ。

前にも言ったが、そんな古材を使った薪棚の一部からシロアリが発生しだした。ということは、他の古材からもシロアリが生まれる可能性は多分にある。一刻も早く、シロアリが羽化する梅雨までには処分しなければならない。この連休が最後のチャンスだ。

「いつか使うだろう」

と思っていたが、奥のほうにあるのは忘れていたものも多く、日曜大工には使えなくても切れば薪になると思っていたものも切る時間がなく、結局はシロアリの餌食になるばかりだ。実際、シロアリが食ったあとのあるものは、笹薮を刈り取って山にしてあるところに捨てた。雨で腐ってくれればいいが。薄い板は割って焚き付けとし、分厚い板はもったいないので家の裏側と薪棚の間の土間(ここに落ち葉が溜まってきたなかった)に簀子にして敷き、歩きやすくした。簀子と土の空間には、これも使い道のみつからない耐火煉瓦(すべて貰い物)と、屋根瓦(太陽光パネル設置時に取り外した)を敷き詰める。これらの置き場所にも苦労していた。

親戚の大きなモチノキを伐採したとき、よせばいいのにチェーンソーで板材にする暴挙に及んでしまい、二メートルくらいのろくでもない材が十枚くらいあったが、やはりこれも一枚を残して薪となった。いちばんいい一枚は、法面の土留めにでもすることがあればする。

家の裏は一挙にすっきりした。これで薪を積んだ一輪車も通りやすくなるし、落ち葉も溜まりにくく、掃除しやすくなるはずだ。

しかしそれでも、今回は使えず、どうしてももったいなくて捨てられなかったものもある。ああ、これらがシロアリの餌食とならぬことを祈る。