近野駅改掲示板

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まずいなあ…。

年賀状用のイラストに、ようやく色をつけ始めた。

締め切り設定は二十五日だ。日数にすると十分な時間だが、実際に作業できる時間はそう多くない。五時間もあればいいほうだ。しかし今年からは液晶ワコムタブレットという最強兵器がある。こいつがうまく使いこなせれば、なんとか間に合うはずだ。

しかし落とし穴は思わぬところにあった。金がないのでフリーソフトの「メディバンペイント」というのを使っているが、これがまた使いにくい。…という言い方が悪ければ、いままでフォトショップを何十年も使ってきたせいで、どうにも勝手が違うのだ。

まずうまくないのは、枠がありすぎて作業画面がかなり狭いこと、色を塗り重ねると濃くなる「乗算」はあるが、そのパーセンテージを調節できない。カラースライダーがないので、自分で色を調合できない。そして私の場合にかなりまずいのは、「消しゴム」の消し具合…消す強さが調節できないことだ。つまり、消すと完全に白くなってしまい、色が薄くならないのだ。

これは痛い。私は衣服の泥汚れなどにこの「薄く消す」機能を多用していたが、これがないのは誤算だった。そして、画面内に二つの絵を表示するのにわざわざほかのパレットを開かなければならない。などだ。これらは私がまだメディバンに習熟していないので、方法を見つけられないだけかもしれない。しかしやはりフォトショップは偉大だった。とくに考えなくてもすぐやり方が分かったのだ。

あと、根本的な問題として、モニターとタブレットの色合いが無視できないほど違うということだ。この問題は、要するにパソコンでカラーの絵を描く人間に特有の悩みだと思う。ディスプレイによって色が違うなど、そんなことが許されていいのか…。

しかし考えてみると、印刷物によっても色は違う。印刷機で刷るときのインクの出し具合で簡単に画面は違ってしまうのだ。これはもう、目をつぶるべき言ってもしょうがない問題なのかもしれない。しかし自分で使うモニターぐらいなんとかしたいのだが。「キャリブレーション」とかでなんとかならないのかなあ。

と仁鶴、今年のイラストは苦戦しそうだ。なんとかこのソフトに慣れないと。