近野駅改掲示板

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割れた瓦を修復。

「スーパーX」は、むかしのゴジラに出てきた動きの遅い新兵器ではない。接着剤だ。

両方の接着面にうすく塗り広げて十分以上経過してからくっつける、速乾ボンドと同じ要領で使うボンドだが、熱や水に強く、ほぼどんな材質にも使える透明のボンドだ。しかし、水に強いといっても、屋根瓦に使って長期間耐えられるとは思えない。とりあえず、割れたピースを固定するために使い、固着してから防水セメントを瓦全体に塗布して補強するつもりだ。

というわけで、スーパーXを使用するが、これが例によって亡父の遺品で、たぶん十年以上前の品。開封済みなので、出口のボンドが固まっていて、肝心の中身が出ない。こういうときは千枚通しで出口を突き刺すのだ。その試みは容易に達成できたが、勢い余ってチューブまで貫いてしまったではないか……。

こうなると、チューブの腹からねばねばのボンドがどうしても出るし、蓋ができなくなった。しょうがないので、今回の作業でこのボンドは廃棄処分だ。それはまあしょうがないが、一度手についたボンドは容易には取れず、しかも急がないと接着時間がない。それに、思い瓦は角度を変えるとポロリと接着が取れてしまい、そのたびに何度もやり直すが、曲面で構成される瓦は、どうおいてもどこかが浮いてポロっと取れる。

大急ぎで倉庫に養生テープを取りにいって、どうにか接合部をつないでくっつけたが、ひび割れははっきり見えていて、これで固着するとはどうしても思えない出来栄え。やっぱり防水セメントで全体を固めよう。

しかしどうもどんくさいミスが多いな、最近…。