近野駅改掲示板

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今度は排水管か!

シングル混合栓のカートリッジ交換はうまくいったように見えたが、水漏れはなお止まらないどころか、ちょっと漏れが増えた気がする。二個1セットのパッキンを一個しか替えなかったのが原因かと思い、もう一個追加で交換したのだが、まだ漏れている。これはおそらく、あれのせいだ。以前に嫁の要望で食洗器を導入したとき、混合栓にアダプターをつけて温水を分岐したことがあって、そのアダプターのパッキンがヘタっているに違いない。ということで、そのパッキンを交換すればいいのだが、その食洗器はもうない。十分に洗うことができず、メンテナンスがかえって手間なので、洗った後の食器を干す棚と化していて、それも埃だらけで汚くなったので、バラバラに分解して電気系統はリサイクル、ステンレス部分は他の用途の資材として保管していた(一部は、現在煙突トップの屋根)。で、アダプターそのものも不要なのだが、取り除くと混合栓が元通りに組めないのだ。どういうことかというと、混合栓の構造は下から基部・アダプター・カートリッジ・ハンドルという具合に積まれていて、カートリッジとアダプターは三本のネジでまとめて基部に固定されている。そこからカートリッジを抜くと、ネジが長すぎて締めきれないのだ。もともとの、カートリッジだけのネジはどっかにあるはずだが、どこにあるか探さないといけない。そういう事情なので、長いアダプター用ネジは、短く切断すれば、アダプターを抜いても使えるはず。しかし、万一短すぎると、カートリッジも組めなくなり、混合栓も使えなくなる。かなり慎重を要する作業なので、少なとも半日は時間がほしい。もともとの短いネジが三本見つかればいいのだが…。

で、その慎重作業はまた後日ということになっているが、そのまえに台所の排水管が詰まってしまった。よくあることなので、詰まりを除くフレキシブルケーブルを排水口に差し込んでグリグリやったが、どういうわけか詰まりがとれない。熱湯を流し込んで脂を溶かそうとしても、うまくない。浄化槽側の点検口を開けてみたが、お湯もなんだか流れてこないうえ、床下のほうから流水音がする。これはつまり、床下の配管が外れて、排水が基礎のなかに駄々洩れているのか?

そうなると、ちょっと私には手に負えなくなる。詰まりは平日に起きたので、帰宅してから夜中に狭い床下に入り込んで排水管を繋ぎ直す作業は、この極寒にやるにはハードすぎる。といって、週末まで詰まらせておくわけにもいかない。しょうがないので、思い切って近所の水道工事業者に電話した。

夜の八時ちかくになったが、業者が来てくれて症状を話すと、どうも床下で配管がどうこういうことでなく、もはや排水管全体が詰まって、途中のトラップに水が溜まる音ではないかという話に。浄化槽側からホースを水を出しつつ突っ込み、台所側からは熱湯をどんどん流す。するとどうだ、内径十センチほどの配管いっぱいに固まった白い油の塊がごっそり出てきたではないか。

おそらく今週の寒さで、油もなかなか溶けてくれなかったのだろう。油はもはやショックアブソーバーのブッシュみたいになっていたので、これが配管全体にこびりついていては、フレキシブルケーブルくらいでは滑るばかりで取り切れなかっただろう。家が建ってから二十数年の垢が溜まりに溜まってここまできたようだ。

当日は、とりあえず流れるようにだけ応急処置して、翌日には高圧洗浄機で小一時間も配管掃除してくれた。どうやらこれで宿便状態のこびりつきはきれいになったようだ。

請求はまたあらためてくるようだ。洗い物を終わった後に、熱湯を多めに流すよう言われたが、今度からは私もケルヒャーで浄化槽側から掃除してみよう。いや、ケルヒャーではそう奥まで届かないので、普通のホースのほうがいいかもしれない。

ちなみに、ケルヒャーも亡父の遺品。いままで使ったことはないが、あれも準備と片付けが面倒そうなんだよなあ。