洗面所の排水管が裂けた。
ちかごろは、なんでも樹脂製の配管とみえて、S字も蛇腹もすべてプラスチック。
その蛇腹の一部に、亀裂が入っていて、少しずつ水が漏れていたらしい。洗面所の
シンク下は戸棚になっていて、扉は滅多に開かない。開いても雑多なモノがいっぱい
置いてあり、少しの水漏れでは気がつかない。気がついたのは、床に接する洗面台の
合板が湿気でめくれ上がり、ブヨブヨになったからだ。
亀裂の入った蛇腹管は、交換すればよい。ホームセンターに行けば手に入ろうと思った
が、なんとないのだ。二十年以上前の設計であるせいだろうか、こんな単純な製品が
造られていないとは、日本はもう終わりだ。
仕方ないので、親父の遺品である「バスコーク」なる防水コーキング材があったので、
亀裂部に塗り込んで上からビニールテープを養生し、さらにステンレス針金でテープを
補強。これで様子を見よう。といっても、またモノを詰め込んで扉を閉めてしまっては
漏れても発見が遅れる。さらに言えば、洗面台の化粧合板だけでなく床板まで腐っては
大事になる。しばらく開放状態にしておくか。