どこかの資源ごみ回収場所でひろった体温計…じゃなかった温度計(水銀柱式)を、
使ってみることにした。どこで使うかと、近野の部屋…つまり自宅の中二階、つまり
屋根裏部屋だ。
ここは、毎日の洗濯物を干しているくらい暑い場所だ。家の中で最も暑い。しかも
雨は決してあたらない。家の一番たかい棟木が目視できるところなのでそれも当然
なのだが、私の部屋はそこだ。冬はいい。家で最もあたたかい場所だからだが、夏は
その正反対となる。いったい、夏場は何度になるのか、考えても無駄なことなので
考えなかったが、今年はもういままで以上に暑く、ためしに測ってみることに。
その最高室温は、意外なことに三十五度まで届かなかった。いや十分に高い温度
ではあるが、そうすると日本最高気温四十度以上というのは、いったいどういう気温
なんだろうか?百葉箱の条件でその気温とは?恐るべき熱波だ。
ちなみに、拾った温度計は水銀柱が二本あり、右側は普通に温度が高くなると水銀が
あがっていく。マイナス40度から50度までだ。
もう一本の左側は、下が50度、上がマイナス40度という、見たことのない形式で、
しかも水銀は温度が上がるにつれ、下向きに下がっていくのだ。その水銀は、下方に
溜まっている。その2本の水銀柱の間には、リセットボタンなるものがある。一度
押してみたが、なにがどうやり直されるのかは、わからなかった…。